都市の屋上庭園で美しく咲き誇る高山植物と、それを手入れする専門家の姿

都市で楽しむ本格アルパインガーデン

標高3000m級の美しい高山植物を、東京の都市部で栽培できるとしたら?
トールキヴェルマーン仙茶テラスケープが、その夢を実現します。

特殊な環境制御技術と専門知識で、都市部でも本格的なアルパインガーデンを実現します。

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都市環境でのアルパインガーデン実現

高山植物は、涼しく乾燥した高地の厳しい環境に適応して進化してきました。一見、高温多湿な都市環境での栽培は困難に思えますが、適切な知識と技術があれば、都心でも彼らの輝きを引き出すことが可能です。

当社の研修では、単なる植物の育て方だけではなく、高山植物が育つ「環境そのもの」を都市に再現する先進的なノウハウを提供します。

標高差3000mの環境再現

独自の冷却、湿度管理、通風システムで高山気候を都市に再現します。

希少な高山植物栽培ノウハウ

200種類以上の高山植物の生育データに基づいた選定と管理技術を習得。

四季を通じて美しい景観

年間を通して楽しめるアルパインガーデンのデザインと維持手法を学びます。

栽培可能な高山植物の種類

当社の研究と実践により、都市環境下で健全に育てられる高山植物のバリエーションは驚くほど豊富です。研修では、初心者からプロまで、レベルに応じた高山植物の知識とその栽培法を深く掘り下げます。

雪深い山の斜面で咲くエーデルワイスのクローズアップ
エーデルワイス(Leontopodium alpinum)

「高山の星」として知られる代表的な高山植物。都市環境での生育条件と管理の秘訣を解説します。

ヨーロッパ原産中級者向け
可憐なピンク色の花を咲かせるコマクサの群生
コマクサ(Dicentra peregrina)

「高山植物の女王」と呼ばれる日本固有種。難易度が高いとされますが、独自の土壌配合と水管理で栽培を成功させます。

日本固有種上級者向け
鮮やかな青色のリンドウが岩場に咲く様子
リンドウ(Gentiana scabra)

日本の高山帯に自生する美しい青色の花。日照と排水の管理が成功の鍵です。

日本原産初心者向け

都市部での高山環境再現技術

高山環境を都市で再現するためには、多岐にわたる技術要素を統合する必要があります。当社の研修では、単に設備を導入するだけでなく、それぞれの植物に最適な環境を「創造」するための深い理解と実践的な手法を学びます。

精密な温度・湿度・光を制御するモダンなシステムパネルと植物育成環境
独自開発の環境制御システムにより、年間を通じて最適な育成環境を確保します。
  • 温度制御システム

    夏季の冷却、冬季の保温技術を駆使し、高山植物が求める厳密な温度帯を維持します。特に夏の暑さは高山植物にとって致命的であり、その対策は最重要課題です。

  • 土壌環境と排水管理

    高山植物の根系に適した、優れた排水性と通気性を持つ特殊な土壌配合と、根腐れを防ぐための緻密な水やり管理を伝授します。

  • 湿度・風環境調整

    高山特有の乾燥した風通しの良い環境を再現するための湿度調整と、小型扇風機や換気システムを用いた通風管理技術を習得します。

  • 光環境の最適化

    LED照明を活用し、日照時間の調整はもちろん、光の波長や強度を高山植物の種類ごとに最適化する技術を学びます。

季節別管理カレンダー

高山植物は四季の移ろいに合わせてその姿を大きく変えます。年間を通じた的確な管理が、美しい景観の維持と植物の健全な生育には不可欠です。当社の研修プログラムでは、月ごとの具体的な作業内容を詳細に解説します。

春(3月-5月):新芽の息吹と成長の準備

冬の休眠期を終え、新しい芽が顔を出す季節です。この時期の作業が、一年間の植物の成長と開花を左右します。

  • 3月~4月: 芽出し管理、凍結融解による根の浮き上がり修正、古い葉の除去。
  • 4月~5月: 植え替え(必要な場合)、適切な施肥、病害虫の初期防除。
  • 全期間: 慎重な水やりと新芽の保護。

夏(6月-8月):都市の暑さからの保護

高山植物にとって最も厳しい季節です。都市の高温多湿から植物を守るための集中的な管理が求められます。

  • 6月~7月: 冷却システムの稼働、日中の強い日差しからの遮光、葉水による湿度調整。
  • 7月~8月: 徹底した水分管理(過湿・乾燥の防止)、病害虫の定期的なチェックと対策。
  • 全期間: 通風の確保。

秋(9月-11月):次のシーズンへの準備

植物がエネルギーを蓄え、冬の休眠に備える大切な期間です。来年の開花に向けた準備を行います。

  • 9月~10月: 種子採取(必要な場合)、株分け、緩効性肥料の追肥。
  • 10月~11月: 古い茎や枯れた花の除去、冬囲いの準備、病害虫の最終チェック。
  • 下旬: 徐々に水やりを減らし、冬の休眠に移行させる準備。

冬(12月-2月):休眠と越冬の管理

植物が休眠に入る時期です。雪や霜によるダメージから守り、春の芽吹きに備えるための管理が必要です。

  • 12月~1月: 休眠管理(水やり頻度の大幅減)、雪や降霜からの保護、冷たい風からの遮蔽。
  • 1月~2月: 来季に向けた土壌の準備、資材の点検。
  • 全期間: 屋外栽培の場合、冷害対策や雪の下での保護。
四季折々の高山植物の管理作業概要を示すグラフィック

研修では、より具体的な作業手順と、あなたの環境に合わせたカスタマイズ方法を伝授します。

上級者向け特別技術:高山植物のフロンティアを開く

基礎・実践コースを修了された方、または同等の知識をお持ちの方を対象に、高山植物栽培のさらなる深淵を探求する特別ワークショップをご用意しています。未来のアルパインガーデナーとしての可能性を広げましょう。

希少種の増殖・育種技術

絶滅危惧種や特定の高山植物の増殖、新たな特性を持つ品種の育種に関する最先端の知識と実践的な手法を学びます。

自然環境への応用と保護活動

育成した高山植物を自然環境へ戻す際の適応性評価や、保護団体との連携による保全活動への貢献について学びます。

商業施設での展示・販売ノウハウ

植物園や商業施設での魅力的な展示方法、高山植物苗の安定供給と販売戦略について専門家から指導を受けます。

国際的な専門家との交流

海外の著名な高山植物研究家や栽培家とのオンラインセッションを通じて、国際的な知見を深める機会を提供します。

最先端の研究施設で高山植物のサンプルを顕微鏡で観察する研究者

当社の研究施設では、常に新しい栽培技術を開発し、研修に反映しています。

研修コース詳細・お申し込み

トールキヴェルマーン仙茶テラスケープでは、あなたのレベルと目標に合わせた多様な研修コースをご用意しています。高山植物栽培の専門家として、新たなキャリアを築きましょう。

基礎コース

3日間

高山植物栽培の基礎理論から、土壌準備、水やり、基本的な病害虫対策まで、はじめての方でも安心して学べる内容です。

  • 植物学基礎
  • 土壌と肥料の基礎
  • 栽培環境構築入門

¥55,000

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実践コース

1週間

基礎コースの内容に加え、高山環境制御システムの構築実習、特定の希少種の栽培技術、トラブルシューティングなど、より実践的なスキルを習得します。

  • 環境制御システム実習
  • データに基づく管理
  • トラブルシューティング

¥180,000

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マスターコース

2週間

実践コースの内容に加え、希少種の増殖・育種、商業応用、研究機関との連携など、高山植物のプロフェッショナルを目指す最上級コースです。

  • 希少種増殖・育種
  • 商業応用・ビジネス戦略
  • 研究機関連携

¥350,000

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高山植物栽培のエキスパートとして、新たな挑戦を始めませんか?

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